山で気づいた、私の“自分らしさ”

今日は雨降り。なんだか、ゆっくりしたい気分です。
こういう日は、山での出来事を静かに振り返りたくなります。
昨日は、山仲間と「高畑山・天神山・倉岳山」を歩いてきました。
距離は10.2km、下り、下りは1000mほど。

楽しくて懐かしい時間でした。
ただ、ちょっとだけ…私の体に変化がありました。

私は普段、“自分のペースを大切にした山歩き”を心がけています。
休憩をとるタイミングや、立ち止まった時の呼吸や体のほぐし方など。

それがあることで、70歳の今でも、無理なく山を楽しめています。
でも昨日は、仲間の歩き方に自然と合わせてしまって、
休憩も短く、いつものように体を動かすこともせずに進みました。

そのせいか、モモの筋肉が張ってしまい、少し登りがきつく感じました.
もちろん、誰が悪いとか、間違っているということではありません。

むしろ、
「いろいろな登り方があるんだな」と気づけたことが、私には大きな収穫でした。

ただ、やっぱり私は――

ゆっくり、自分のペースで呼吸を整えながら歩く山が、
好きなんだなって思いました。

長年、山歩きの教室を続けてきた中で、
「こう歩くとラクになるんですよ」と伝えてきたことが、
実は今の私自身を助けてくれていたんだなと感じたんです。

そして何より、どんなスタイルでも「楽しいな」と
思える時間を大切にしたい。

だからこそ、そのときのメンバーや山に合わせて、
ちょっと工夫することができれば、
もっともっと気持ちよく歩けると思いました。


山を通して、自分を知る。

そして、また一歩、優しく進んでいく。

昨日の山は、そんなことを教えてくれた1日でした。

明日「山は根性ではないんです」をお送りします